CASE-0558 / 2025年10月転職
34歳・国立高専の技術系教員から、メーカーのエンジニアへ転職した事例
- 転職時年齢
- 34歳
- 校種
- 国立 高専・大学
- 担当教科
- 技術・家庭
- 転職先業界
- メーカー 1,001名〜
- 転職後職種
- エンジニア
- 年収
- 605 → 605万円
- 活動期間
- 5ヶ月
- 選考実績
- 応募15 → 書類10 → 面接6 → 内定2
教員になった理由
大学院で機械工学を学ぶなかで、ものづくりの面白さを若い世代に伝える仕事がしたいと考え、実習を担当する教員として採用されました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
機械系の学科で、工作実習と製図の授業を担当していました。学生寮の当直や、企業と連携した実習の調整も任されていました。
部活動と労働時間の実際
文化部の顧問として週6時間ほど活動を見ており、大会前は休日にも作業場を開けていました。残業は月50時間ほどで、実習の準備が重なる時期はさらに増えました。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
寮で暮らす学生が多く、体調や人間関係の相談が夜に入ることがよくありました。15歳から20歳まで年齢の幅が広く、保護者との距離感の取り方にも気をつかいました。
転職を考えたきっかけ
教えることは好きでしたが、実習で扱う技術を自分が学生のころからほとんど更新できていないことに焦りを感じていました。現場の設計を経験しないまま教え続けることに限界を感じ、30代のうちに企業で技術者として働こうと決めました。
なぜその仕事を選んだか
実習や製図で身につけた機械設計の基礎を生かせるのが、製造業の設計職でした。学生の就職先として話を聞いていた業界で、仕事の中身を具体的に想像できたのも大きかったです。
年度のどのタイミングで動いたか
春から準備を始めて夏休み前に内定をもらい、後期が始まる10月に入社しました。授業の区切りに合わせて時期を決めました。
転職活動をどう進めたか
メーカーの技術職に強い大手の総合型エージェント1社を使いつつ、学生の就職指導でつながりのあった企業には採用ページから直接応募しました。技術職の求人は条件が細かく、自分では判断しにくい部分をエージェントに確認してもらえたのが助かりました。直接応募した会社は学生を送り出してきた縁があり、書類が通りやすかったと感じます。15社に応募し、面接は授業のない日にまとめました。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
7月に学科長へ、前期の終わりで退職したいと相談しました。年度途中なので渋い顔をされましたが、後期の授業の引き継ぎ先を自分で整えてから辞めました。
面接で聞かれたこと
「教員の7年間を技術者としてどう説明しますか」と正面から聞かれました。実習で学生の危険な操作をどう防いでいたかも詳しく聞かれました。
教員経験で評価されたこと
図面を読めて、専門外の人にもかみ砕いて説明できる点を評価されました。実習の安全管理の経験も、工場との調整に役立つと言われました。
内定先を選んだ理由
年収はほぼ変わらない条件でしたが、若手の育成も兼ねるポジションで、教えてきた経験を生かせると思い決めました。
転職後に感じたギャップ
設計の道具やルールが学校とはまったく違い、最初の半年は年下の先輩に一から教わりました。教わる側に戻る感覚には、思った以上に戸惑いました。
働き方・生活はどう変わったか
残業は月20時間ほどで、寮の当直や夜の相談対応がなくなり、休日は完全に自分の時間になりました。年収はほとんど変わりませんが、生活の余裕はかなり大きくなったと感じます。
教員に戻りたいと思うか
いつか企業での経験を持って、もう一度学生に教える立場に戻るのもいいと思っています。
これから転職する先生へのアドバイス
高専の先生は、技術と教える力の両方を持つ珍しい存在です。教育経験を言い訳にせず、技術者としての強みの一つとして堂々と話してください。
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