CASE-0590 / 2025年4月転職

36歳・公立特別支援学校の教員から、福祉系企業のカスタマーサクセスへ転職した事例

転職満足度 4.0

転職時年齢
36歳
校種
公立 特別支援学校
担当教科
特別支援
転職先業界
医療・福祉 101〜300名
転職後職種
カスタマーサクセス
年収
695 → 620万円
活動期間
6ヶ月
選考実績
応募18 → 書類9 → 面接6 → 内定2

教員になった理由

大学のボランティアで障害のある子どもの放課後支援に関わり、できることが一つ増えたときの本人と家族の喜びに触れて、この仕事に就きたいと思いました。

教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)

小学部と中学部で学級担任を続け、一人ひとりの個別の指導計画を作って授業を組み立てていました。12年目からは学部の主任になり、自立活動の計画づくりや若手の相談役も担当していました。

部活動と労働時間の実際

部活動の顧問はありませんでしたが、個別の指導計画や支援の記録、関係機関との連絡調整で毎日遅くまで残っていました。残業は月60時間前後で、行事前は休日に教材を作ることも月に1〜2回ありました。

保護者対応・生徒指導で大変だったこと

卒業後の進路について、保護者の希望と本人の様子が合わないときの面談が一番難しかったです。福祉事業所の見学に何度も同行し、家族が納得できるまで一緒に考えました。

転職を考えたきっかけ

主任になってから自分の授業より会議と書類の時間が増え、子どもと向き合う時間が減っていることに気づきました。現場で感じていた記録や連携の手間を、仕組みの側から減らす仕事がしてみたいと思うようになりました。

なぜその仕事を選んだか

福祉事業所向けの記録システムを提供する会社で、利用者の現場に入り込んで使い方を定着させる仕事なら、特別支援で培った支援の視点がそのまま生きると考えました。現場の言葉で困りごとを聞き取れる人が少ないという話を聞いたのも後押しになりました。

年度のどのタイミングで動いたか

1学期の終わりから準備を始め、夏休みに面談と最初の応募を進めました。2学期は行事で手が回らず、内定は12月にずれ込みましたが、退職は年度末にしました。

転職活動をどう進めたか

最初は大手総合型のエージェント1社に登録しましたが、紹介されるのが法人営業ばかりで、特別支援の経験をどう生かすかの話がかみ合いませんでした。2か月ほどで教員出身者の支援実績が多い特化型1社に乗り換え、福祉や医療の分野でカスタマーサクセスを置いている会社を中心に紹介してもらいました。個別の指導計画を作り、関係者と合意して実行してきた流れを、導入支援の手順に置き換えて説明したことで書類が通りやすくなりました。18社に応募して書類通過は9社、面接は6社、内定は2社でした。

退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応

10月の面談で校長に伝え、年度末で退職したいとお願いしました。主任だったので強く引き止められましたが、後任の育成と引き継ぎを3学期中に終えることを約束して了承してもらいました。

面接で聞かれたこと

システムに詳しくない利用者にどう説明するかを、実際にロールプレイで求められました。教員を辞めて後悔しないか、年収が下がっても大丈夫かもはっきり聞かれました。

教員経験で評価されたこと

相手の理解度に合わせて説明の言葉や順番を変えられることを高く評価されました。保護者や福祉事業所、医療機関の間に立って調整してきた経験も、顧客と社内をつなぐ役割に近いと言われました。

内定先を選んだ理由

2社のうち、実際に福祉の現場を訪問して支援する機会が多い会社を選びました。年収は低めでしたが、現場との距離が近い働き方を優先しました。

転職後に感じたギャップ

解約率や利用状況の数字で成果を見られることに、最初はなかなか慣れませんでした。また、システムの仕様の話になると知識が足りず、入社半年は夜に勉強する日が続きました。

働き方・生活はどう変わったか

年収は695万円から620万円に下がりましたが、残業は月15時間ほどになり、休日に仕事を持ち帰ることはなくなりました。平日の夜に家族と夕食をとれる日が増えたのが一番の変化です。

教員に戻りたいと思うか

子どもたちと過ごした時間は今でも宝物ですが、今の仕事で現場の負担を減らせている実感があるので、戻るつもりはありません。いつか特別支援学校向けの支援にも関われたらと思っています。

これから転職する先生へのアドバイス

エージェントと話がかみ合わないと感じたら、遠慮せず別のところに乗り換えて大丈夫です。特別支援で積み重ねてきた支援の進め方は、言葉を置き換えれば企業でも通用します。

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