CASE-0514 / 2025年4月転職
35歳・公立小学校の栄養教諭から、医療・福祉の総務へ転職した事例
- 転職時年齢
- 35歳
- 校種
- 公立 小学校
- 担当教科
- 栄養教諭
- 転職先業界
- 医療・福祉 301〜1,000名
- 転職後職種
- 総務
- 年収
- 570 → 520万円
- 活動期間
- 6ヶ月
- 選考実績
- 応募12 → 書類6 → 面接3 → 内定1
教員になった理由
大学で管理栄養士の資格を取り、子どもの食習慣が将来の健康を左右すると学んで、学校で食育に関わりたくて栄養教諭になりました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
全校児童分の献立作成と、食物アレルギーのある児童への個別対応が中心でした。学級担任は持たず、各クラスで食の授業を行い、食材の発注や給食費の管理も担当しました。
部活動と労働時間の実際
部活動の顧問はありませんが、アレルギー対応の献立づくりや検食・帳簿で朝は早く出勤していました。残業は月50時間ほどで、行事前や監査の時期はさらに増えました。一人職種で代わりがいない負担も感じていました。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
食物アレルギーの対応方針をめぐり保護者と学校の認識がずれ、面談を重ねたことがありました。残さず食べさせてほしいという要望と、無理をさせたくない方針の間で板挟みになりました。
転職を考えたきっかけ
校内に相談できる同僚がおらず、判断を一人で背負う状態が10年以上続いて消耗していました。採用枠が少なく異動しても状況は変わらないと感じ、動くなら35歳の今だと考えました。
なぜその仕事を選んだか
専門職ではなく組織全体を支える仕事に移りたくて総務を選びました。給食の事務や調理員さんとの調整で、人と制度の間に立つ仕事は続けてきたので延長でやれると思いました。
年度のどのタイミングで動いたか
夏休みに求人を見はじめ、9月から11月に応募と面接を進めました。年度末退職に間に合うよう年内の内定を目標にしました。
転職活動をどう進めたか
転職エージェントは登録だけで、ほとんど使いませんでした。栄養教諭からの転職は経歴の説明に時間がかかったためです。代わりに医療・福祉に強い求人サイトで資格不問のバックオフィス求人を探し、12社に直接応募しました。通勤圏にこだわり、条件に合う求人を待つ期間が長引きました。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
10月に校長へ退職を伝えました。栄養教諭は補充のあてが立ちにくく、後任が来るまで非常勤でも残ってほしいと引き留められ、話がまとまるまで1か月かかりました。
面接で聞かれたこと
一人で判断してきた仕事から、チームで動く仕事に変われるかを必ず聞かれました。栄養の専門を手放すことに後悔はないかも複数の法人で聞かれました。
教員経験で評価されたこと
給食費や食材費の帳簿を長年つけた正確さと、監査対応の経験を評価されました。アレルギー対応で複数の担任や調理員をまとめた調整力も、総務に近いと言われました。
内定先を選んだ理由
内定は1社だけでした。介護施設を運営する法人で、栄養部門とのやりとりもある総務の仕事だったため、これまでの経験が無駄にならないと考えて決めました。
転職後に感じたギャップ
専門職の裁量がなくなり、決裁を上げて返事を待つ場面が増えて最初はもどかしさを感じました。年収は50万円ほど下がり、賞与の比重が大きい仕組みに慣れるまで家計に不安がありました。
働き方・生活はどう変わったか
残業は月20時間ほどになり、土日や長期休みに仕事を考えなくてよくなりました。一人で抱えていた責任が分散され、体調を崩すことが減りました。
教員に戻りたいと思うか
食育の仕事にやりがいはあったので、環境が整うなら戻りたい気持ちはあります。ただ一人職種の孤独さを思い出すと、今は戻る決心がつきません。
これから転職する先生へのアドバイス
一人職種は、外に出るときの専門を手放す不安が大きいと思います。ただ事務や調整の力は想像以上に評価されるので、経験を棚卸ししてから動くのをおすすめします。
転職を進めるときに使えるサービス
-
リクナビNEXT 王道の求人広告サイト スポンサー
「まだ転職先を絞り切れていない」「まずはどんな求人があるか見てみたい」という方は、選択肢を広げるために登録しておきたいサービスです。
リクナビNEXTを見る
先生の経験は、どの仕事で評価されるのか
公務員適職診断(無料・11問・約1分/登録不要)。設問で「教員」を選ぶと、教員の経験に合わせた結果が出ます。向いている職種・業界と、経験のどこが評価されるのかがわかります。
無料で適職診断を受ける