CASE-0586 / 2024年9月転職
27歳・公立中学校の非常勤講師から、IT・SaaS企業のマーケティング職へ転職した事例
- 転職時年齢
- 27歳
- 校種
- 公立 中学校
- 担当教科
- 美術・図工
- 転職先業界
- IT・SaaS 51〜100名
- 転職後職種
- マーケティング
- 年収
- 250 → 310万円
- 活動期間
- 5ヶ月
- 選考実績
- 応募16 → 書類7 → 面接5 → 内定1
教員になった理由
絵を描くことが好きで、美術の時間が楽しいと思える生徒を増やしたいと考えて美術の教員になりました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
非常勤講師として2校をかけもちし、1年生から3年生まで美術の授業を週14コマ受け持ちました。担任や分掌はなく、授業と作品の評価に専念する立場でした。
部活動と労働時間の実際
部活動の顧問はありませんでした。勤務時間外の作品の採点や教材の準備は持ち帰りで、月25時間ほどは無給の作業になっていました。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
週に数回しか学校にいないため、気になる生徒がいても担任の先生にメモで伝えるしかなく、もどかしさがありました。作品の評価について保護者から問い合わせがあった時は、説明の機会がなかなか取れませんでした。
転職を考えたきっかけ
採用試験を2回受けて届かず、コマ給だけでは年収250万円ほどで、このまま続けられるか不安になりました。夏休みや春休みは収入が減ることも重なり、正社員として働ける道を考え始めました。
なぜその仕事を選んだか
授業用に作っていたスライドや掲示物を同僚にほめられることが多く、伝わるデザインを考える仕事に興味を持ちました。マーケティングなら、絵だけでなく「誰に何を届けるか」を考える部分まで関われると思いました。
年度のどのタイミングで動いたか
採用試験の結果が出る前の4月から求人を見始め、6月に内定が出たので9月入社にしました。
転職活動をどう進めたか
エージェントは使わず、求人サイトに登録してスカウトと自分からの応募だけで進めました。非常勤の経歴だと紹介を断られるのではと不安だったのと、地元で働ける会社を自分のペースで探したかったからです。授業で作ったスライドや広報用のチラシをまとめた作品集を用意したところ、スカウトの返信率が上がりました。16社に応募して書類通過は7社、内定は1社でした。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
6月に内定が出てすぐ、2校の校長それぞれに伝えました。非常勤だったこともあり、後任の講師が見つかる8月末までの勤務で話がまとまりました。
面接で聞かれたこと
「なぜ正規の教員を目指し続けないのか」と、作品集の中でいちばん反応がよかったものを聞かれました。数字で成果を話せるかも確かめられ、すぐには答えられず苦労しました。
教員経験で評価されたこと
中学生に伝わるように説明を削ぎ落とす力が、広告やバナーの文言づくりに合っていると言われました。作品集にまとめて見せられたことも評価されました。
内定先を選んだ理由
地元で正社員として働けて、デザインと分析の両方を学べる職場だったからです。
転職後に感じたギャップ
クリック率や問い合わせ数で成果を毎週見られるので、最初は数字に追われる感覚に慣れませんでした。分析の知識がなく、半年ほどは先輩に表の読み方から教わりました。
働き方・生活はどう変わったか
年収は250万円から310万円に上がり、長期休みに収入が減る心配がなくなりました。残業は月15時間ほどで、持ち帰りの採点がなくなった分、休日はしっかり休めています。
教員に戻りたいと思うか
今は戻るつもりはありませんが、地域の子ども向けのワークショップに関わる機会があれば参加したいです。
これから転職する先生へのアドバイス
非常勤の経験は職歴として弱いと思い込んでいましたが、授業で作ったものは立派な実績になります。採用試験を続けるか迷っている先生は、まず手元の教材を作品集にまとめてみると、選べる道が見えてきます。
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