CASE-0501 / 2025年4月転職
29歳・公立中学校の数学教師から、IT企業のITコンサルタントへ転職した事例
- 転職時年齢
- 29歳
- 校種
- 公立 中学校
- 担当教科
- 数学・算数
- 転職先業界
- IT・SaaS 301〜1,000名
- 転職後職種
- ITコンサルタント
- 年収
- 530 → 630万円
- 活動期間
- 5ヶ月
- 選考実績
- 応募20 → 書類10 → 面接5 → 内定2
教員になった理由
中学のときの数学の先生が、解けない問題を一緒に考えてくれたのがうれしくて、自分も生徒の「わかった」に立ち会いたいと思い教員になりました。大学は数学科でした。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
公立中学校で数学を担当し、7年間で3回学級担任を持ちました。学年会計と進路指導部の分掌を兼任し、定期テストの作問や成績処理に多くの時間を使いました。3年生の担任の年は、進路面談と調査書づくりが秋から冬に集中しました。
部活動と労働時間の実際
運動部の顧問を任され、平日は朝と放課後、土日も練習や練習試合で学校に出ていました。部活動は週15時間ほど、残業は月82時間が常態で、授業準備は持ち帰るしかありませんでした。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
生徒同士のトラブルで双方の保護者から連日連絡が入り、対応が深夜まで続いたことがありました。指導の意図が家庭に伝わらず、説明し直すやり取りに神経をすり減らしました。
転職を考えたきっかけ
30歳を前に、この働き方を定年まで続けられるのか不安になりました。授業は好きでしたが、部活動と分掌で一日が埋まり、教材研究の時間が取れません。数字で課題を整理する作業が得意だと気づき、その力を仕事の中心に置ける場所を探しました。
なぜその仕事を選んだか
ITコンサルタントは業務の流れを整理し、数字で改善効果を示す仕事だと知り、授業設計の考え方が活かせると感じました。製品を売るのではなく顧客の課題から入る進め方も自分に合うと思いました。
年度のどのタイミングで動いたか
担任を外れた年の5月から動き始め、夏の間に選考を進めました。年度末退職を前提に逆算しました。
転職活動をどう進めたか
応募20社、書類通過10社、面接5社、内定2社でした。教員特化のエージェントだけを使いました。求人数は多くありませんが、経歴の説明から相談できたのが助かりました。在職中の活動だったので、面接は年休と長期休業を使いました。日程調整が一番大変です。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
10月に学年主任と管理職へ年度末での退職を伝えました。引き止めはありましたが、次が決まっていたため後任の配置を早めに検討してもらえました。
面接で聞かれたこと
「40人の集団を動かす工夫」「締め切りが重なったときの優先順位の付け方」を具体的に聞かれました。社会人経験がない点をどう補うかも問われました。
教員経験で評価されたこと
相手の理解度に合わせて説明の順番を組み替える力を評価されました。保護者対応で培った、利害の異なる相手と合意点を探す姿勢も向いていると言われました。
内定先を選んだ理由
育成の仕組みが明文化され、未経験の同期が一定数いる会社を選びました。年収が530万円から630万円に上がったことも決め手です。
転職後に感じたギャップ
教員時代は一日の段取りを自分で決められましたが、今は関係者との調整が多く、思うように進みません。専門用語のキャッチアップに時間がかかり、最初の3か月は調べ物に追われました。
働き方・生活はどう変わったか
残業は月82時間から30時間ほどに減り、土日はほぼ休めます。平日の夜に勉強の時間を取れるようになりました。
教員に戻りたいと思うか
授業そのものは今も好きなので、戻りたい気持ちはあります。ただ部活動と分掌の負担が変わらないなら、戻る選択はしません。
これから転職する先生へのアドバイス
教員の仕事は、言葉を変えれば企業でも通じるスキルの塊です。業務を「誰に・何を・どう届けたか」で書き出すと、応募書類の説得力が変わります。
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