CASE-0598 / 2026年4月転職
41歳・私立高等学校の理科教師から、メーカーの法務へ転職した事例
- 転職時年齢
- 41歳
- 校種
- 私立 高等学校
- 担当教科
- 理科
- 転職先業界
- メーカー 1,001名〜
- 転職後職種
- 法務
- 年収
- 635 → 565万円
- 活動期間
- 8ヶ月
- 選考実績
- 応募31 → 書類8 → 面接5 → 内定1
教員になった理由
大学で化学を専攻し、実験の面白さを高校生に伝えたいと思って、母校と同じ系列の私立高校に就職しました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
化学と科学と人間生活を担当し、担任は通算12回務めました。私立なので異動がなく、30代半ばからは理科の主任として、カリキュラムや入試問題の作成も任されていました。
部活動と労働時間の実際
運動部の顧問で、平日の練習と土日の試合を合わせて週14時間ほど部活動に使っていました。週末はほぼ毎週つぶれ、残業は月80時間ほどありました。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
私立なので保護者の期待が高く、進学実績や指導方法への要望を受け止めるのも担任の仕事でした。転学の相談では本人と家庭の意向が食い違い、間に立つのがつらい時期がありました。
転職を考えたきっかけ
40歳を前に、学校の経営方針が変わってコース再編が続き、理科の主任として説明と調整に追われるようになりました。体力的に部活動を続けるのも限界を感じ、教える以外の仕事でやり直すなら最後の機会だと考えました。
なぜその仕事を選んだか
学校の規程づくりや個人情報の取り扱いの見直しに関わったことがきっかけで、30代後半から独学でビジネス実務法務検定の勉強を続けていました。理系の知識が活きる特許や契約の分野なら、40代未経験でも入り口があると考えました。
年度のどのタイミングで動いたか
春から準備を始めましたが、実際に応募を始めたのは担任の仕事が少し落ち着いた6月です。内定が出たのは11月で、年度末の退職になりました。
転職活動をどう進めたか
エージェントには頼らず、転職サイトに職務経歴を登録してスカウトを待つ形を中心にしました。管理部門の求人は年齢で絞られやすく、理系の経歴に目を留めた企業から声がかかる方が可能性があると考えたからです。応募した31社のうち書類が通ったのは8社だけで、40代で法務未経験の厳しさを思い知りました。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
11月に内定が出てすぐ、教頭と校長に年度末で退職したいと伝えました。私立は代わりの先生を自前で探さなければならないので強く慰留され、次の主任への引き継ぎを3月まで丁寧にやることで納得してもらいました。
面接で聞かれたこと
なぜ40代で法務なのか、教員を続ける選択肢はなかったのかを、どの会社でも繰り返し聞かれました。化学の知識が知的財産の仕事でどう役立つかも具体的に説明を求められました。
教員経験で評価されたこと
化学の専門知識があるので、研究開発の担当者と特許や契約の話をするときに話が通じやすい点を評価されました。主任として校内の規程を整えた経験も、社内のルールづくりに近いと言われました。
内定先を選んだ理由
内定はスカウトをくれた化学メーカーの1社だけでしたが、知的財産と契約審査の部署で、理系出身者を育てる前提の採用だったことが決め手でした。
転職後に感じたギャップ
年収は635万円から565万円になり、70万円下がりました。法務部では20代の先輩に一から教わる立場で、契約書のチェックで指摘を受け続けた最初の半年は、正直なところ転職を後悔した日もあります。
働き方・生活はどう変わったか
残業は月20時間ほどに減り、週末は家族と過ごせるようになりました。年収は下がりましたが、定年まで体力的に続けられる仕事に移れたことには納得しています。
教員に戻りたいと思うか
生徒と実験をしていた時間を懐かしく思うことはありますが、部活動と担任を抱えた働き方に戻りたいとは思いません。
これから転職する先生へのアドバイス
40代の異業種転職は、応募してもほとんど書類で落ちるのが普通だと覚悟しておいた方が気持ちが楽です。教科の専門性と、在職中に勉強してきたことがつながる職種を探すと、数少ない入り口が見つかると思います。
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