CASE-0518 / 2025年4月転職
43歳・公立高等学校の養護教諭から、医療福祉業界のカスタマーサクセスへ転職した事例
- 転職時年齢
- 43歳
- 校種
- 公立 高等学校
- 担当教科
- 養護教諭
- 転職先業界
- 医療・福祉 101〜300名
- 転職後職種
- カスタマーサクセス
- 年収
- 645 → 540万円
- 活動期間
- 7ヶ月
- 選考実績
- 応募25 → 書類8 → 面接4 → 内定1
教員になった理由
保健室で子どもの話を聞き、体と心の両面から支える仕事に惹かれて養護教諭になりました。20年以上、同じ思いで続けてきました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
高等学校の保健室で、けがや体調不良への対応、健康診断の運営、保健だよりの発行を担当していました。近年は、心身の不調を訴える生徒の相談対応が仕事の中心になっていました。
部活動と労働時間の実際
部活動の顧問は持っていませんが、朝は生徒の登校前から保健室を開け、放課後も相談が続くと帰れませんでした。健康診断や行事の時期は準備が重なり、時間外勤務は平均すると月45時間ほど。行事のある月は週末に出勤することもありました。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
医療につなぐべきか判断に迷う相談を、保護者と連携しながら抱える場面が増えました。家庭の事情が絡むケースでは、担任や管理職、外部機関との調整に神経をすり減らしました。
転職を考えたきっかけ
40代に入り、相談対応の責任の重さと人手の少なさに、心身が追いつかなくなってきました。一人職種で校内に相談できる同僚がおらず、判断を抱え込む状態が続いていたことも大きかったです。
なぜその仕事を選んだか
医療・福祉向けサービスの利用現場を支えるカスタマーサクセスなら、保健室で相手の状況を聞き取り、必要な支援につないできた経験が活きると思いました。困りごとに伴走する点は養護教諭の仕事と近いと感じました。
年度のどのタイミングで動いたか
夏前から少しずつ求人を見はじめ、夏休みに応募を本格化させました。年度末で辞めるため、12月までの内定を目安にしました。
転職活動をどう進めたか
はじめは教員向けの転職エージェント1社に登録しましたが、40代の養護教諭に紹介できる求人は少ないと言われ、あまり進みませんでした。その後、医療・ヘルスケア領域に強い転職サイトに切り替え、経歴を見た企業からのスカウトで面談に進みました。応募は25社ほど、書類通過は8社でした。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
9月に管理職へ退職の意向を伝えました。後任の養護教諭の配置が必要なため早めに動いてほしいと言われ、年度末までの引き継ぎ計画を一緒に作りました。
面接で聞かれたこと
一人職種で判断を迫られたとき、どこまで自分で対応し、どこから人に委ねてきたかを聞かれました。医療の知識がない相手に、体調のことをどう分かりやすく伝えるかも質問されました。
教員経験で評価されたこと
初対面の相手が安心して話せる場を作る力と、緊急度を見極めて対応の順番を決める判断を評価されました。記録を残して関係者に共有する習慣も、顧客対応の実務に向くと言われました。
内定先を選んだ理由
研修期間が用意され、医療知識のある人材を時間をかけて育てる方針だったこと、45歳を過ぎても働き続けられる環境だと感じられたことが決め手でした。
転職後に感じたギャップ
相手の役に立つ仕事という点は同じでも、企業では売上や継続率という数字で成果を見られることに、はじめは戸惑いました。保健室のように相手のペースを優先できず、対応の速さを求められる場面も多いです。
働き方・生活はどう変わったか
時間外勤務は月25時間ほどに減り、一人で判断を抱え込む重さからは解放されました。ただ年収は645万円から540万円へ下がり、生活の見直しは必要になりました。
教員に戻りたいと思うか
保健室で生徒と過ごした時間には愛着がありますが、あの負荷にもう一度戻る踏ん切りはつきません。今は、下がった年収と引き換えに、長く働ける見通しが持てたことに納得しています。
これから転職する先生へのアドバイス
校内に一人しかいない職種は経験が言葉になりにくいので、対応した件数や連携した機関を書き出すところから始めると整理できます。40代の転職は求人が絞られるぶん、教員向けの窓口だけでなく、活かしたい専門領域に強い窓口も併せて当たった方がよいです。
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