CASE-0603 / 2025年4月転職
37歳・公立高等学校の国語教師から、私立学校の学校事務へ転職した事例
- 転職時年齢
- 37歳
- 校種
- 公立 高等学校
- 担当教科
- 国語
- 転職先業界
- 教育・EdTech 301〜1,000名
- 転職後職種
- 学校事務・学校法人職員
- 年収
- 605 → 550万円
- 活動期間
- 6ヶ月
- 選考実績
- 応募18 → 書類7 → 面接4 → 内定1
教員になった理由
高校時代の現代文の授業で、文章を読む面白さを初めて知りました。同じ体験を生徒に渡したいと思い、国語の教員を目指しました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
担任を6回持ち、うち3回は3年生で進路指導まで担当しました。30代に入ってからは教務の主任として、時間割や考査日程、成績処理の取りまとめを任されていました。
部活動と労働時間の実際
文化部の顧問で、活動は週6時間ほどと重くはありませんでした。それでも教務の締め切りと添削が重なる時期は毎日21時過ぎまで残り、残業は月65時間ほどでした。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
進路をめぐって本人と保護者の希望が食い違う家庭が多く、面談が夜までかかることがありました。どちらの肩も持てない立場で話を整理するのが一番気を遣いました。
転職を考えたきっかけ
教務を続けるうちに、授業より書類や調整のほうが得意だと気づきました。一方で異動のたびに担任と主任を一から引き受け直すことになり、この働き方を定年まで続ける自信がなくなりました。
なぜその仕事を選んだか
学校の運営を裏側から支える仕事なら、教務で身につけたことがそのまま使えると考えました。教育の現場から完全に離れたくない気持ちもありました。
年度のどのタイミングで動いたか
2年生の担任をしていた年の5月に情報を集め始め、夏休みに書類を出しました。私立学校の事務職員の募集は春から夏に出ることが多いと知り、その時期に合わせました。
転職活動をどう進めたか
エージェントは使わず、学校法人の採用ページと教育業界向けの求人サイトだけで探しました。学校事務は求人自体が少なく、法人が自前で公募することが多いので、気になる法人のページを週に一度見て回るほうが確実でした。18件に応募し、書類が通ったのは7件です。筆記試験のある法人が多かったので、一般常識と作文の対策は自分で進めました。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
11月に内定が出てから、校長に年度末で退職したいと伝えました。教務主任の後任を決める必要があったので、引き継ぎ資料を1月までに作ると約束して了承してもらいました。
面接で聞かれたこと
教員を辞めてまで事務をやりたい理由を、どの法人でも深く聞かれました。教員の立場から事務職員に頼みたかったことは何か、という質問もありました。
教員経験で評価されたこと
教務主任として年間行事と成績処理を回していた経験は、学校の仕組みが分かっている人として評価されました。保護者や生徒への説明に慣れている点も、窓口業務で役に立つと言われました。
内定先を選んだ理由
中学と高校を持つ法人で、教務や入試の事務に関われる部署だったので決めました。
転職後に感じたギャップ
正直に言うと、最初の半年は物足りなさのほうが大きかったです。年収は605万円から550万円に55万円下がり、仕事は経理伝票や備品の発注など地味なものが中心で、教員時代に頼られていた分、自分が誰の役にも立っていないように感じた時期がありました。
働き方・生活はどう変わったか
残業は月65時間から18時間ほどに減り、土日に学校へ行くこともなくなりました。家で採点や添削をしなくてよくなったのは大きく、夜に本を読む時間が戻ってきました。
教員に戻りたいと思うか
生徒に教える場面がないのは今でも寂しいです。ただ、戻るかと聞かれると、いまの生活を手放してまでとは思いません。
これから転職する先生へのアドバイス
学校事務は教員経験が生きる仕事ですが、主役は先生と生徒で、自分は支える側に回ります。その立場の変化を受け入れられるか、転職する前に一度考えておくといいと思います。
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