CASE-0563 / 2025年4月転職
38歳・公立高等学校の社会教師から、メーカーの総務へ転職した事例
- 転職時年齢
- 38歳
- 校種
- 公立 高等学校
- 担当教科
- 社会
- 転職先業界
- メーカー 301〜1,000名
- 転職後職種
- 総務
- 年収
- 620 → 560万円
- 活動期間
- 8ヶ月
- 選考実績
- 応募34 → 書類7 → 面接5 → 内定1
教員になった理由
高校の日本史の授業で、出来事のつながりを考える面白さを知り、それを伝える側になりたいと思いました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
地理歴史と公民を担当し、15年のうち11年は学級担任でした。後半の5年は進路指導の主任として、推薦入試の書類点検や面談の日程調整を取りまとめていました。
部活動と労働時間の実際
運動部の顧問で平日は毎日練習があり、土日もどちらかは試合でした。進路の書類が重なる秋は帰宅が22時を過ぎ、残業は月80時間ほどありました。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
進路で本人と保護者の意見が割れる家庭が毎年あり、間に立つのが精神的にこたえました。推薦の校内選考に漏れた生徒の保護者から、夜に長い電話を受けたこともあります。
転職を考えたきっかけ
自分の子どもの運動会が部活動の大会と重なり、3年続けて見に行けなかったことがきっかけです。40歳になる前に動こうと決めました。
なぜその仕事を選んだか
行事や書類の段取りを回してきた経験は、総務に一番近いと考えました。数字の目標より、社内を支える仕事のほうが性格に合うとも思いました。
年度のどのタイミングで動いたか
4月に動き始め、内定は11月でした。本格的に応募できたのは夏休みからです。
転職活動をどう進めたか
大手の総合型エージェント1社と、スカウト型の転職サイトを併用しました。エージェントからは「30代後半で未経験の管理部門は書類が通りにくい」とはっきり言われ、スカウトも営業職の誘いがほとんどでした。総務の求人は自分で探して応募するしかなく、34社に応募して書類が通ったのは7社だけと、想像以上に厳しかったです。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
12月に校長へ年度末での退職を伝えました。進路主任の後任が決まらず、引き継ぎで3月まで慌ただしかったです。
面接で聞かれたこと
「パソコンでどこまでできるか」と聞かれ、表計算で進路データを集計していた話をしました。「年下の上司の指示を聞けるか」という質問には答えに詰まりました。
教員経験で評価されたこと
締め切りから逆算して段取りしてきた点を評価されました。保護者対応の経験から、苦情の一次対応を任せられそうだとも言われました。
内定先を選んだ理由
内定は1社だけで、ほかに選択肢はありませんでした。ただ、転勤がなく、地元で働き続けられる点は決め手になりました。
転職後に感じたギャップ
年収は60万円下がり、貯金を取り崩す月もありました。仕事は備品の発注など細かな作業が中心で、自分の判断で物事を動かせる場面はほとんどありません。
働き方・生活はどう変わったか
残業は月20時間ほどに減り、土日は完全に休めるようになりました。子どもの試合を見に行けるようになったことは、何より大きな変化です。
教員に戻りたいと思うか
授業をしている夢を今でも見ます。年収とやりがいだけなら教員のほうが上だったので、戻りたい気持ちはゼロではありません。
これから転職する先生へのアドバイス
30代後半の未経験転職は、書類の段階でかなり落とされると覚悟しておいたほうがいいです。何を手放してでも得たいものを家族と話して決めておくと、苦しい時期に迷わずに済みます。
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