CASE-0019 / 2025年9月転職
29歳・公立特別支援学校の教員から、SaaS企業の人事へ転職した事例
- 転職時年齢
- 29歳
- 校種
- 公立 特別支援学校
- 担当教科
- 特別支援
- 転職先業界
- IT・SaaS 〜50名
- 転職後職種
- 人事
- 年収
- 545 → 460万円
- 活動期間
- 6ヶ月
- 選考実績
- 応募24 → 書類10 → 面接7 → 内定2
教員になった理由
弟に障がいがあり、支援の現場を近くで見て育ちました。自分もその側に立ちたいと思って特別支援の免許を取りました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
高等部の担任を6年務めました。個別の指導計画を一人ずつ作り、保護者と面談を重ねながら1年かけて更新していきます。進路指導では、実習先の企業を開拓して回ることも仕事のうちでした。
部活動と労働時間の実際
部活動の顧問はなく、休日出勤もほとんどありませんでした。ただ、平日の記録と計画づくりに時間がかかり、月45時間ほどの残業が常態化していました。
転職を考えたきっかけ
仕事自体に不満はありませんでした。ただ、人手不足の中で一人あたりの負担が増え続け、現場の努力で支える構造そのものに限界を感じました。仕組みの側から働き方を変える仕事に興味を持っています。
なぜその仕事を選んだか
実習先を開拓する中で、受け入れる企業側の制度づくりに関わる人がいることを知りました。人事なら、働く環境そのものを設計できると思って選んでいます。
年度のどのタイミングで動いたか
年度途中での転職です。1月から情報収集を始め、6月に管理職へ伝えて9月に退職しました。担任を持っていたので、学期の区切りに合わせています。
転職活動をどう進めたか
6ヶ月かかりました。応募24社、書類通過10社、面接7社です。人事は未経験からの募集が少なく、最初は書類が通りませんでした。個別の指導計画を「一人ひとりに合わせた育成計画」と言い換えてから、反応が変わっています。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
6月に管理職へ伝えました。年度途中だったので後任の調整に時間がかかり、9月末までは授業を持ち切っています。早めに伝えたことで、学校側も準備ができたと言ってもらえました。
面接で聞かれたこと
「特別支援の経験が人事にどう活きるのか」を必ず聞かれました。合理的配慮の考え方は、そのまま多様な社員の働き方の設計につながると説明しています。
教員経験で評価されたこと
個別の指導計画を作って回してきた経験が、人事のオンボーディング設計にそのまま使えると評価されました。保護者・実習先・生徒の三者を調整してきたことも、社内調整の経験として見てもらえています。
転職後に感じたギャップ
一人ひとりに時間をかける進め方は、そのままでは通用しませんでした。全体の仕組みを先に整えるという発想に切り替えるまで、半年ほどかかっています。
働き方・生活はどう変わったか
残業は月に20時間を切るくらいになりました。平日の夜に自分の勉強時間が取れるのが、想像より大きい変化でした。
これから転職する先生へのアドバイス
特別支援の経験は説明しないと伝わりません。私は「配慮」ではなく「設計」という言葉に置き換えました。相手の業界の言葉に翻訳できると、評価は変わります。