CASE-0310 / 2026年10月転職
27歳・公立中学校の情報教師から、IT・SaaSの社内SE・情報システムへ転職した事例
- 転職時年齢
- 27歳
- 校種
- 公立 中学校
- 担当教科
- 情報
- 転職先業界
- IT・SaaS 51〜100名
- 転職後職種
- 社内SE・情報システム
- 年収
- 510 → 510万円
- 活動期間
- 4ヶ月
- 選考実績
- 応募21 → 書類10 → 面接7 → 内定3
教員になった理由
大学で情報を専攻し、学んだことを人に伝える仕事に就きたいと考えていました。教育実習で子どもの反応を見て、進路を決めています。志望理由書に書いたことは、今でもだいたい覚えています。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
公立中学校で5年間勤めました。担任を持ちながら情報の授業を担当し、分掌は特別活動部です。運動部顧問を週15時間ほど兼務していました。記録と書類の作成に時間がかかり、教材研究は勤務時間の外に押し出されていました。
部活動と労働時間の実際
運動部顧問で、平日は放課後が19時近くまで、土日のどちらかも活動がありました。週15時間ほどを部活に使っていて、これが月84時間の残業の大きな部分でした。経験のない競技を任されたので、自分でも勉強が必要でした。慣れてしまって、異常だと思わなくなっていたのが怖いところです。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
不登校の子への対応では、家庭・学年・管理職の間に立って調整を重ねました。正解のない判断を続けるのは消耗します。一件ずつは短くても、積み重なると相当な時間になります。
転職を考えたきっかけ
担任・分掌・運動部顧問が同時に重なった年に、これは個人の努力では解けない量だと納得しました。一度言葉にしてみたら、気持ちが固まりました。
なぜその仕事を選んだか
教育以外の世界を知りたい気持ちもあり、あえて社内SE・情報システムという職種を選んでいます。選んだ理由は、いまも変わっていません。
年度のどのタイミングで動いたか
年度末まで待たずに退職する形になりました。6月に管理職へ伝え、9月末で退職しました。途中で抜けることへの引け目はありましたが、体調を優先しています。もう少し早く動いてもよかった、というのが正直な感想です。
転職活動をどう進めたか
応募21社、書類通過10社、面接7社、内定3社でした。教員特化のエージェントだけを使いました。求人数は多くありませんが、経歴の説明から相談できたのが助かりました。総合型では「未経験ならまず営業」と言われることが多く、希望とはずれていました。教科の専門性を聞いてくれる相手を探すほうが早いです。もっと早く相談していれば、遠回りせずに済んだと思います。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
6月、学年主任、そのあと管理職に退職の意思を伝えました。一度持ち帰ると言われ、正式に受理されたのはその翌週です。言い出すまでの数週間が、いちばん重かったです。
面接で聞かれたこと
「本当に辞めていいのか」という趣旨の確認は、どこでもありました。前半は経歴の確認、後半は「うちで何をやりたいか」。後半のほうが長い会社ほど、志望動機を作り込む必要がありました。答えづらい質問ほど、正直に話したほうが伝わりました。
教員経験で評価されたこと
保護者対応で培った「相手の不安を先に言語化する」進め方が、そのまま評価されました。言い方を変えるだけで、伝わり方が大きく変わりました。
内定先を選んだ理由
迷いましたが、5年後に何をしていたいかを考えたときに残ったのがこの会社でした。条件面だけで比べていたら、別の選択をしていたと思います。
転職後に感じたギャップ
一人ひとりに時間をかける進め方は、そのままでは通用しませんでした。全体の仕組みを先に整える発想に切り替えるまで半年ほどかかっています。事前に聞いていれば、もう少し身構えられたと思います。
働き方・生活はどう変わったか
残業は月24時間ほどになりました。持ち帰りの仕事が無くなり、平日の夜に自分の勉強時間が取れるようになりました。生活のリズムが安定したのは、想像以上の効果でした。
教員に戻りたいと思うか
同じ働き方に戻るつもりはありません。ただ、教員の仕事を選ぶ人を否定する気持ちは全くないです。聞かれるたびに、少しずつ答えが変わっている気もします。
これから転職する先生へのアドバイス
退職金は勤続年数の区切りで変わります。時期を決める前に事務室で試算してもらってください。自分の場合はこうだった、という一例として読んでください。
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