CASE-0519 / 2025年4月転職
30歳・公立特別支援学校の教員から、人材業界のリクルーティングアドバイザーへ転職した事例
- 転職時年齢
- 30歳
- 校種
- 公立 特別支援学校
- 担当教科
- 特別支援
- 転職先業界
- 人材 101〜300名
- 転職後職種
- リクルーティングアドバイザー
- 年収
- 620 → 620万円
- 活動期間
- 5ヶ月
- 選考実績
- 応募16 → 書類10 → 面接5 → 内定2
教員になった理由
大学で障害のある子どもの学習支援ボランティアに関わり、一人ひとりに合わせて教え方を変える面白さを知って、特別支援学校の教員になりました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
知的障害のある生徒の学級担任を受け持ち、自立活動と国語・数学の指導を担当していました。個別の指導計画を作り、保護者や外部の専門機関と連携しながら、一年ごとに目標を立て直していました。
部活動と労働時間の実際
部活動の顧問は持っていませんでしたが、個別の指導計画や支援記録の作成に時間がかかり、放課後もその作業に追われていました。時間外勤務は月55時間ほどで、行事の準備が重なる時期はさらに増えました。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
保護者は子どもの将来への不安が大きく、面談では進路や卒業後の生活の話に多くの時間を使いました。支援の方針が家庭と学校で食い違ったときは、擦り合わせに何度も話し合いを重ねました。
転職を考えたきっかけ
仕事にはやりがいを感じていましたが、生徒の卒業後の進路先が限られている現実を見るうちに、人と仕事をつなぐ側に回れないかと考えるようになりました。30歳を節目に、外の世界を見てみたい気持ちも重なりました。
なぜその仕事を選んだか
企業に人を紹介するリクルーティングアドバイザーなら、相手の状況を丁寧に聞き取り、合う場所につなぐという、支援計画づくりで続けてきたことが活かせると思いました。
年度のどのタイミングで動いたか
夏休みに入る前から情報を集め始め、夏の間に応募と面接を進めました。年度末での退職に合わせ、秋のうちに内定を得ることを目安にしました。
転職活動をどう進めたか
登録したのは教員向けのエージェント1社だけです。担当者と話すうちに人材業界の仕事そのものに関心が向き、そこからは人材会社を自分で調べて直接応募しました。職務経歴書は、指導計画で目標設定と振り返りを回してきた経験を、営業の数字づくりに引きつけて書き直しました。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
11月の面談で管理職に退職の意向を伝えました。学級担任の途中だったため驚かれましたが、年度末までは通常どおり担任を務めると約束し、引き継ぎ資料を早めに用意することで納得してもらえました。
面接で聞かれたこと
支援の方針が保護者と合わなかったとき、どう合意をつくったかを具体的に聞かれました。断られることの多い仕事だが、気持ちの立て直しをどうするかも問われました。
教員経験で評価されたこと
相手の話をさえぎらずに聞き、要点を整理して返す進め方を評価されました。指導計画を数値の目標に落として毎月振り返ってきた点も、営業の目標管理に向いていると言われました。
内定先を選んだ理由
未経験者にも数か月の研修期間を用意し、先輩に同行しながら覚えられる体制だったことが決め手でした。
転職後に感じたギャップ
学校では一年単位で子どもの成長を見られましたが、営業は日々の数字で評価が動くので、時間の感覚の違いに最初は戸惑いました。断られ続ける時期の気持ちの重さも、想像以上でした。
働き方・生活はどう変わったか
時間外勤務は月30時間ほどで、教員時代と大きくは変わりません。年収もほぼ変わりませんが、仕事の持ち帰りが減り、平日の夜に予定を入れられるようになりました。
教員に戻りたいと思うか
特別支援の仕事は今でも大切に思っていますが、戻る予定はありません。人と仕事をつなぐ今の役割で、支援の経験は十分に活かせています。
これから転職する先生へのアドバイス
特別支援の経験は専門的すぎて企業に伝わらないと思い込みがちですが、目標設定と振り返りを回す力に言い換えると、営業や人材の仕事とつながります。まず自分の仕事を、担当外の人へ一言で説明する練習から始めるとよいです。
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