CASE-0581 / 2025年4月転職
42歳・公立中学校の理科教師から、メーカーの社内SEへ転職した事例
- 転職時年齢
- 42歳
- 校種
- 公立 中学校
- 担当教科
- 理科
- 転職先業界
- メーカー 301〜1,000名
- 転職後職種
- 社内SE・情報システム
- 年収
- 670 → 590万円
- 活動期間
- 7ヶ月
- 選考実績
- 応募32 → 書類9 → 面接6 → 内定1
教員になった理由
中学生のときに理科の先生が見せてくれた実験がきっかけで、身の回りの現象を自分で確かめる面白さを伝える側になりたいと思いました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
理科を担当し、担任を通算12年、最後の5年は学年主任を務めました。ICT担当も兼ね、1人1台端末の設定や故障対応、校内ネットワークの不具合の切り分けをほぼ1人で引き受けていました。
部活動と労働時間の実際
運動部の顧問で、朝練と放課後で週14時間ほど、土日のどちらかは毎週練習か大会でした。学年主任とICT担当の仕事も重なり、残業は月80時間前後でした。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
学年主任になってからは、担任だけでは収まらない保護者面談への同席が増えました。夜の電話が続く時期は、家の夕食に間に合わない日がほとんどでした。
転職を考えたきっかけ
40歳を過ぎて、管理職を目指すか別の道に進むかを考えるようになりました。端末トラブルの対応がいちばん没頭できる時間だと気づき、本業にするなら年齢的に今が最後だと考えました。
なぜその仕事を選んだか
開発経験はないので、社内の利用者を支える情報システムの仕事のほうが学校でやってきたことに近いと思いました。工場や営業所を持つメーカーなら、困っている人の近くで働けると考えました。
年度のどのタイミングで動いたか
夏休みに基本情報技術者試験の勉強を始め、9月から本格的に応募しました。内定は11月で、年度末で退職する形にしました。
転職活動をどう進めたか
IT職に特化したエージェント1社と、地元の求人に強い地域密着型のエージェント1社を使いました。IT特化型では40代未経験で紹介できる求人がほとんどなく、面接に進めたのは地域密着型の紹介先が中心でした。担当者が各社の情報システム部門の人数や前任者の退職事情まで把握しており、職場を事前に見極められたのが助かりました。それでも32社に応募して書類通過は9社、面接は6社、内定は1社だけでした。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
内定が出た11月に校長へ伝えました。学年主任だったので強く引き止められましたが、次年度の人事に間に合う時期だったため最後は了承してもらえました。
面接で聞かれたこと
「40代で未経験からこの仕事を選ぶ理由」と「年下の上司に抵抗はないか」はほぼ全社で聞かれました。端末導入で起きたトラブルの原因をどう切り分けたかも細かく質問されました。
教員経験で評価されたこと
ITに詳しくない先生たちに相手に合わせて操作を説明してきたことが、社内の問い合わせ対応に生きると評価されました。学年主任としての調整経験も見てもらえました。
内定先を選んだ理由
内定は1社だけで、比べて選んだわけではありません。ただ、資格取得の費用を会社が出す制度があると面接で具体的に聞けたことが安心材料になりました。
転職後に感じたギャップ
年収は670万円から590万円へ80万円下がり、子どもの教育費を考えると家計は正直苦しくなりました。入社して半年は15歳若い先輩に毎日質問する立場で、知識の差に落ち込むことも多かったです。
働き方・生活はどう変わったか
残業は月20時間ほどになり、土日の出勤はなくなりました。息子の試合を初めて最後まで観に行けたときは、転職してよかったと思えました。
教員に戻りたいと思うか
授業は今でも好きで、懐かしくなることはあります。ただ、学年主任と部活動と担任を同時に抱える働き方には戻れないと思います。
これから転職する先生へのアドバイス
40代の未経験転職は書類で落ちるのが普通だと覚悟しておくと、気持ちが折れにくいです。校内で引き受けてきた雑務の中に、職種名のつく仕事が混ざっていないか書き出してみてください。
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