CASE-0591 / 2025年10月転職
32歳・公立小学校の教員から、金融業界の事務職へ転職した事例
- 転職時年齢
- 32歳
- 校種
- 公立 小学校
- 担当教科
- 全科(小学校)
- 転職先業界
- 金融 1,001名〜
- 転職後職種
- 事務・バックオフィス
- 年収
- 565 → 515万円
- 活動期間
- 5ヶ月
- 選考実績
- 応募26 → 書類10 → 面接6 → 内定2
教員になった理由
小学生のころの担任が、できないことを責めずに待ってくれる先生で、自分もそういう大人になりたいと思ったのがきっかけです。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
10年間で3年生から6年生までの担任を一通り経験し、最後の3年間は研究主任の補佐として校内研修の資料づくりも担当しました。行事の前は学年の企画をまとめる役が回ってくることが多かったです。
部活動と労働時間の実際
部活動はありませんでしたが、毎日の授業準備と丸付け、学年会、研修資料で、残業は月70時間ほどでした。夜8時に学校を出て、家でも翌日の板書計画を考えるのが当たり前になっていました。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
教室を飛び出してしまう子への対応で授業が止まることがあり、毎日のように保護者と電話でやりとりしていました。どの子にも丁寧にと思うほど、自分の時間と気力が削られていきました。
転職を考えたきっかけ
30歳を過ぎたころから、休日も朝起きられず、好きだった授業づくりにも気持ちが向かなくなりました。病院で「疲れがたまっている」と言われ、このまま続けると自分が壊れると感じたのが、転職を考えた一番の理由です。
なぜその仕事を選んだか
人と向き合う仕事から少し距離を置き、決まった手順を正確にこなす仕事で立て直したいと考えました。金融機関の事務は手順がはっきりしていて、残業も少ないと聞いたので選びました。
年度のどのタイミングで動いたか
1学期の途中に気持ちが限界に近づき、5月の連休明けから動き始めました。担任を途中で離れることには最後まで迷いがありました。
転職活動をどう進めたか
エージェントには登録せず、転職サイト1つだけを使いました。面談で気持ちを話す余力がなかったので、夜に自分のペースで求人を眺められる方法が合っていたと思います。登録しておいた経歴を見た企業から事務職のスカウトが何通か届き、そこから応募先を選びました。26社に応募して書類通過は10社、面接は6社、内定は2社でした。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
内定が出る前の6月に校長へ相談し、夏休み明けの9月末で退職することになりました。管理職からは年度末までと強く引き留められ、学級を後任に託すときは本当に申し訳なかったです。
面接で聞かれたこと
なぜ年度の途中で辞めるのか、体調は大丈夫なのかを率直に聞かれました。事務の仕事は単調に感じないか、という質問も多かったです。
教員経験で評価されたこと
成績処理や提出物の管理を毎年ミスなく回してきたことを、正確さの裏付けとして見てもらえました。保護者への連絡を言葉を選んで書いてきた経験も、社内文書を作るうえで役立つと言われました。
内定先を選んだ理由
研修期間が長く、未経験でも一つずつ覚えられる体制だったことが決め手です。残業が月15時間ほどと聞き、まずは体を休めながら働けると思いました。
転職後に感じたギャップ
仕事は手順どおりに進めれば終わる一方で、誰かの成長を見届ける手応えはなく、最初の数か月は自分が何のために働いているのか分からなくなりました。年収も50万円下がり、ボーナスの時期に教員時代との差を実感しました。
働き方・生活はどう変わったか
残業は月70時間から15時間ほどになり、夜は7時前に家に着きます。休日にきちんと休めるようになって体調は戻りましたが、気持ちの面で完全に立て直せたとはまだ言えません。
教員に戻りたいと思うか
今すぐ戻りたいとは思いませんが、元気になったら学習支援のような形で子どもと関わりたい気持ちはあります。
これから転職する先生へのアドバイス
疲れきってから動くと、仕事を選ぶ余裕も比べる余裕もなくなります。少しでもおかしいと感じたら、辞めるかどうかを決める前に、まず休むことと相談することを優先してください。
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