CASE-0594 / 2024年4月転職
31歳・国立小学校の教員から、教材出版社の教材編集へ転職した事例
- 転職時年齢
- 31歳
- 校種
- 国立 小学校
- 担当教科
- 全科(小学校)
- 転職先業界
- 出版・教材 51〜100名
- 転職後職種
- 教材編集・制作
- 年収
- 550 → 450万円
- 活動期間
- 6ヶ月
- 選考実績
- 応募15 → 書類7 → 面接4 → 内定1
教員になった理由
小学校の頃の担任の先生が、毎日の学級通信で一人ひとりの頑張りを書いてくれたのが嬉しく、自分もそういう先生になりたいと思いました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
公立小学校で4年勤めたあと、国立大学の附属小学校に移って5年間、学級担任を続けました。附属校では教育実習生の指導と、年に何度もある公開研究授業の準備が仕事の大きな部分を占めていました。
部活動と労働時間の実際
小学校なので部活動の顧問はありませんでしたが、研究授業の指導案づくりや研究紀要の原稿で、夜遅くまで残る日が続きました。残業は月68時間ほどで、発表会の前は週末に学校へ行くこともありました。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
附属校は保護者の教育への関心が高く、授業の進め方や評価について細かい質問をいただくことがよくありました。一つひとつ根拠を示して説明する必要がありました。
転職を考えたきっかけ
研究授業のために指導案やワークシートを作り込む時間がいちばん楽しく、自分は教室に立つよりも教材を形にする方が向いているのではと感じるようになりました。附属校の任期の区切りが近づいたのがきっかけです。
なぜその仕事を選んだか
毎日使っていた教科書準拠の教材を、使う側の目線で作れる仕事だと思ったからです。全科を教えてきたので、どの教科でも子どものつまずきが想像できることが強みになると考えました。
年度のどのタイミングで動いたか
1学期の公開研究会が終わった7月に動き始め、夏休みのうちに書類をそろえました。
転職活動をどう進めたか
教員出身者の転職を専門に扱うエージェント1社だけに絞りました。教材出版社の編集職は一般の求人サイトではほとんど見つからず、出版社とつながりのあるところに任せた方が早いと判断しました。担当の方が、作った指導案や研究紀要を作品として持っていくよう勧めてくれ、それが書類選考でかなり効いたと思います。15社に応募して書類通過は7社、面接は4社、内定は1社でした。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
10月に内定が出て、すぐに副校長と校長に年度末で退職したいと伝えました。任期の区切りでもあったので強い引き留めはなく、研究部の仕事を後輩に引き継ぐ形で3月を迎えました。
面接で聞かれたこと
小学生がつまずきやすい単元をどう教材にするか、具体例を挙げて説明するよう求められました。締め切りが重なったときにどう優先順位をつけるかも聞かれました。
教員経験で評価されたこと
研究授業の指導案で、ねらいから評価までを一枚に筋道立ててまとめてきた経験を評価してもらえました。子どもが実際にどこで手が止まるかを具体的に話せる点も、編集部にはない視点だと言われました。
内定先を選んだ理由
小学生向けのドリルやテスト教材を中心に作っている会社で、学級担任の経験がそのまま生かせると思ったからです。
転職後に感じたギャップ
年収は550万円から450万円へ、100万円下がりました。最初の年は校正の細かさに驚き、自分が作っていたプリントがいかに勢いで作られていたかを思い知らされました。
働き方・生活はどう変わったか
残業は月25時間ほどになり、週末に仕事を持ち帰ることはなくなりました。収入が減ったぶん生活は見直しましたが、夜に本を読む時間ができました。
教員に戻りたいと思うか
子どもの反応を直接見られないのは少し寂しいですが、作った教材がどこかの教室で使われていると思うと、離れた場所から教えている感覚があります。
これから転職する先生へのアドバイス
研究授業の指導案や自作のワークシートは、転職活動では立派な作品になります。捨てずに手元に残しておくと、いざ動くときに自分の力を目に見える形で示せます。
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