CASE-0507 / 2025年4月転職
30歳・公立小学校の教員から、教育業界のマーケティングへ転職した事例
- 転職時年齢
- 30歳
- 校種
- 公立 小学校
- 担当教科
- 全科(小学校)
- 転職先業界
- 教育・EdTech 101〜300名
- 転職後職種
- マーケティング
- 年収
- 540 → 540万円
- 活動期間
- 5ヶ月
- 選考実績
- 応募20 → 書類9 → 面接4 → 内定2
教員になった理由
子どもの頃に担任の先生がわたしの作文をクラスで読んでくれたことがうれしくて、人の成長に関わる仕事に就きたいと思いました。教育実習で子どもの反応の速さに引き込まれ、小学校教員を選びました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
3年生と5年生の学級担任を通算6年間務め、全教科を指導しました。校内では研究部に所属して国語の授業研究や校内研修の運営を担当し、学年通信や保護者向けの文書作成もほぼ一人で引き受けていました。
部活動と労働時間の実際
小学校なので部活動顧問はありませんが、朝は7時40分に出勤し、放課後は丸つけと翌日の教材印刷で19時を過ぎる日が多かったです。残業は月65時間ほどで、成績処理のため2週に1度は土日どちらかに出勤していました。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
保護者からの電話が夜間や休日に入ることがあり、記録を残しながら管理職に相談する日々でした。友人関係のトラブルでは放課後に複数の家庭へ順に連絡し、翌日の授業に立つのがつらい時もありました。
転職を考えたきっかけ
30歳を前に、学級担任を続けても自分のスキルが学校の外で通用するのか不安になりました。育休から復帰した同僚が時短でも大量の校務を抱える姿に数年後の自分を重ね、女性として長く働ける場所を教室の外で探そうと考えました。
なぜその仕事を選んだか
学級通信や保護者向けの資料づくりで、相手に合わせて言葉を選ぶ作業がいちばん苦になりませんでした。教育教材の会社のマーケティングなら、現場の感覚を活かして保護者や先生に届く発信ができると考えました。
年度のどのタイミングで動いたか
7月の個人面談が終わって余裕のできた夏休みに情報収集を始め、10月から本格的に応募しました。年度末で区切りよく辞められるよう逆算しました。
転職活動をどう進めたか
教育業界に強いエージェント1社と総合型2社に登録しました。教育業界の担当者は教材会社のマーケティング職を教員経験者向けにかみ砕いて説明してくれ、志望動機を組み立てやすかったです。総合型の2社には、職務経歴書の「担任」「学年主任補佐」を企業に伝わる表現へ直してもらいました。動けるのが平日の夜と週末だけだったので、面接がオンラインで完結する求人に絞りました。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
10月末の管理職との面談で翌年度の退職を伝え、学年の分担に影響が出ないよう早めに動きました。校長には残念だと言われましたが、後任を考える時間を取れたためか強い引き止めはありませんでした。
面接で聞かれたこと
「学級で保護者の信頼を得るために何をしたか」「担任として数字で語れる成果は何か」を必ず聞かれました。現場を知らない相手に教材の良さをどう説明するか、という質問も多かったです。
教員経験で評価されたこと
35人の子どもと保護者に同じ内容を違う言い方で伝えてきた経験が、顧客ごとに訴求を変える仕事に近いと評価されました。行事の運営で複数の担当をまとめ期日通りに動かした点も、進行管理の力として見てもらえました。
内定先を選んだ理由
教材の企画チームと近い距離で働ける点と、在宅勤務が週3日認められている点が決め手でした。
転職後に感じたギャップ
授業のような「今日やり切る」区切りがなく、施策の成果が出るまで数ヶ月かかることに最初は落ち着きませんでした。一人で判断していたことも、今は数字と根拠を添えないと通らず、資料づくりに時間がかかります。
働き方・生活はどう変わったか
残業は月25時間ほどに減り、平日の夜に家族と夕食を取れるようになりました。年収は540万円ほどで教員時代とほぼ変わりませんが、時間あたりでは余裕が生まれ、体調を崩す回数が減りました。
教員に戻りたいと思うか
子どもと直接関わる時間は恋しいですが、いまの働き方を手放してまで戻りたいとは思いません。教材を通じて教室に関わり続けられているので、そこで折り合いがついています。
これから転職する先生へのアドバイス
担任として当たり前にやってきた保護者対応や学級経営は、言葉を変えれば立派な職務経歴になります。女性で長く働き続けたいなら、年収が横ばいでも労働時間の読める環境へ移る価値はあると感じました。
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