CASE-0550 / 2024年4月転職
35歳・公立高等学校の理科教師から、メーカーの経営・事業企画へ転職した事例
- 転職時年齢
- 35歳
- 校種
- 公立 高等学校
- 担当教科
- 理科
- 転職先業界
- メーカー 1,001名〜
- 転職後職種
- 経営・事業企画
- 年収
- 585 → 525万円
- 活動期間
- 7ヶ月
- 選考実績
- 応募30 → 書類11 → 面接7 → 内定1
教員になった理由
高校で化学の実験に夢中になり、その面白さを次の世代に伝えたいと思って理科の教員を目指しました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
化学を中心に理科の授業を持ち、学級担任を7年務めました。30歳を過ぎてからは教務の主任として時間割や行事予定の調整を担当し、学校全体の計画づくりに関わっていました。
部活動と労働時間の実際
運動部の顧問で、平日は毎日、土日もどちらかは練習か大会でした。教務の仕事は放課後にしか進められず、残業は月80時間前後が当たり前になっていました。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
進路指導では、理系を志望する生徒の保護者と大学選びで意見が分かれ、面談を何度も重ねることがありました。部活動の起用をめぐって保護者から強い意見をもらったときは、説明の仕方に悩みました。
転職を考えたきっかけ
教務主任として年間計画を組むうちに、組織全体の仕組みを考える仕事に面白さを感じるようになりました。同時に、部活動と教務の両立で休日がほとんどない生活に限界を感じていました。35歳が一つの区切りだと考え、転職を決めました。
なぜその仕事を選んだか
教務で学校全体の計画を立ててきた経験は、会社の事業計画づくりに通じると考えました。理科の知識を活かすなら、製品の技術的な話が理解できるメーカーが合うと思いました。
年度のどのタイミングで動いたか
春の新学期が落ち着いた5月に登録し、夏休みを使って面接を集中させました。内定は11月にもらいました。
転職活動をどう進めたか
大手の総合型エージェントを2社使い、ほかには登録しませんでした。経営企画の求人はメーカーの本社が中心で、教育業界の求人に強いところより、製造業の求人を多く持つ大手のほうが選択肢が広かったからです。2社で紹介される求人が重なることもありましたが、書類の見せ方についての助言がそれぞれ違い、比べながら直せたのは役に立ちました。未経験の企画職は書類で落ちることが多く、30社応募して面接に進めたのは7社でした。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
内定が出た11月に校長へ伝え、年度末で退職しました。教務主任の後任探しで迷惑をかけましたが、引き継ぎ資料を早めに作ったことで、最後は快く送り出してもらえました。
面接で聞かれたこと
時間割や行事予定を組むときに、どんな制約をどう整理したのかを具体的に聞かれました。理科の知識が製品の理解にどう役立つか、数字をどう扱ってきたかも質問されました。
教員経験で評価されたこと
教務主任として多くの先生の要望を調整し、年間計画にまとめてきた経験が評価されました。実験データを整理して生徒に説明してきたことも、数字を扱える強みとして見てもらえました。
内定先を選んだ理由
内定は1社だけでしたが、技術部門との距離が近く、理科の知識を活かせる会社だったので迷わず決めました。
転職後に感じたギャップ
年収は60万円ほど下がり、最初の1年は家計の見直しが必要でした。会議資料の作り方や財務の用語もわからず、半年ほどは周りについていくのに必死でした。
働き方・生活はどう変わったか
残業は月25時間ほどになり、土日は完全に休めるようになりました。家族と過ごす時間が増え、年収が下がったことを差し引いても、生活の満足度は上がっています。
教員に戻りたいと思うか
部活動の生徒が大会で結果を出したときの喜びは忘れられません。それでも、今の仕事で成果を出すことに集中したいので、教員に戻る考えはありません。
これから転職する先生へのアドバイス
教務や学年の運営に関わった経験は、企業の企画職でも通用します。ただ未経験の職種は書類で落ちることも多いので、一社ごとに志望動機を書き分ける手間を惜しまないでください。
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