CASE-0576 / 2025年10月転職
45歳・国立高専の理科教師から、メーカーの経営・事業企画へ転職した事例
- 転職時年齢
- 45歳
- 校種
- 国立 高専・大学
- 担当教科
- 理科
- 転職先業界
- メーカー 1,001名〜
- 転職後職種
- 経営・事業企画
- 年収
- 725 → 635万円
- 活動期間
- 8ヶ月
- 選考実績
- 応募30 → 書類9 → 面接5 → 内定1
教員になった理由
大学院で化学の研究をするなかで、学生と一緒に実験できる高専の環境に惹かれて応募しました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
化学系の学科で一般科目の化学と専門の実験を受け持ち、卒業研究の指導もしていました。ここ数年は地元企業との共同研究の窓口も任されていました。
部活動と労働時間の実際
部活動の顧問はありませんでしたが、学生寮の当直が月に数回ありました。実験準備や研究費の申請書づくりが夜に回り、残業は月55時間ほどでした。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
15歳から学生を預かるので生活面の相談が多く、留年が決まった学生の保護者面談はいつも気が重かったです。寮でのもめごとで夜中に呼び出されたこともありました。
転職を考えたきっかけ
共同研究を通じて、研究が製品になるまでの流れに関わりたいと思うようになりました。研究費の確保が年々難しくなり、この働き方を定年まで続けられるか不安になったことも大きかったです。
なぜその仕事を選んだか
どの技術に投資するかを決める側に回りたいと考えました。化学の知識が前提になる素材系メーカーの企画なら、未経験でも入り込めると考えました。
年度のどのタイミングで動いたか
前年の秋に動き始め、内定が出たのは翌年の6月でした。前期を終えた9月末の退職になり、学科には負担をかけました。
転職活動をどう進めたか
エージェントは管理職層向けの大手1社だけにし、あとはスカウト型の転職サイトに経歴を登録して声がかかるのを待ちました。40代の企画職未経験では書類で落ちることが多く、30社に応募して書類通過9社、面接5社でした。スカウトは研究内容を読んだうえで連絡が来るので話が早く、唯一の内定もスカウト経由で、活動には8ヶ月かかりました。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
6月に学科長へ相談し、後期の授業の担当を調整してもらいました。年度途中なので強く引き止められ、気まずさは最後まで残りました。
面接で聞かれたこと
「採算が合わない研究テーマをどう打ち切るか」と聞かれ、うまく答えられませんでした。年下の上司のもとで働けるかも、どの会社でも必ず聞かれました。
教員経験で評価されたこと
共同研究での企業との調整経験と、申請書で計画と予算をまとめてきた力が評価されました。技術の話を経営層向けの言葉に直せる点も買われました。
内定先を選んだ理由
内定は1社だけでしたが、九州で家族と暮らし続けられることが決め手でした。
転職後に感じたギャップ
企画書の数字の詰め方が研究とまるで違い、最初の半年はやり直しの連続でした。40代の新人という立場も、想像以上にやりにくいです。
働き方・生活はどう変わったか
年収は90万円下がり、家計を見直しました。それでも残業は月30時間ほどになり、定年まで働ける見通しが立ったことは大きいです。
教員に戻りたいと思うか
学生との実験は懐かしいですが、研究費の心配をしながら戻りたいとは今は思いません。
これから転職する先生へのアドバイス
論文の業績ではなく「何を調整し、何を実現したか」で経歴を書き直すと、企業に伝わりやすくなります。40代の異業種転職は書類で落ちて当たり前なので、早めにスカウトを受け取れる状態を作っておくと気持ちが楽です。
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