CASE-0560 / 2024年4月転職
31歳・公立高等学校の国語教師から、教材出版社の教材編集へ転職した事例
- 転職時年齢
- 31歳
- 校種
- 公立 高等学校
- 担当教科
- 国語
- 転職先業界
- 出版・教材 51〜100名
- 転職後職種
- 教材編集・制作
- 年収
- 540 → 490万円
- 活動期間
- 6ヶ月
- 選考実績
- 応募14 → 書類7 → 面接5 → 内定1
教員になった理由
高校の現代文の授業で評論を読み解く面白さを知り、それを伝える側に回りたいと思って国語の教員を目指しました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
担任を5年、学年の副担任を3年務めました。現代文と古典を担当し、教務部で定期考査の日程調整や成績処理のとりまとめもしていました。
部活動と労働時間の実際
文化部の顧問で、活動は週に3日ほどでした。それでも授業準備と考査の作問、小論文の添削が重なり、残業は月62時間ほどになっていました。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
欠席が続く生徒の家庭と連絡がつかず、進級の判断が迫る中で何度も家庭訪問をしたことがいちばん大変でした。保護者から成績の付け方について長文のメールが届き、説明に追われた年もありました。
転職を考えたきっかけ
作問や教材づくりの時間がいちばん好きなのに、その時間を確保するために夜遅くまで残る毎日に疑問を感じました。自分の作った問題がもっと多くの生徒に届く形で仕事ができないかと考えたのがきっかけです。
なぜその仕事を選んだか
教材の編集なら、国語の知識と作問の経験がそのまま仕事の中身になります。教室の外から授業を支える側に回れる点にも惹かれました。
年度のどのタイミングで動いたか
4月に求人を見始め、夏休みに書類と筆記試験をまとめて受けました。9月に内定が出て、年度末で退職しています。
転職活動をどう進めたか
エージェントは使わず、転職サイトと出版社の採用ページだけで探しました。教材編集の求人は少人数の募集が多く、自分で出版社を一社ずつ調べて直接応募したほうが見落としがないと考えたからです。多くの会社で作問課題や校正の筆記試験があり、過去に作った定期考査を見直して準備しました。14社に応募し、書類が通ったのは半分でした。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
10月に教頭へ伝え、翌週に校長と面談しました。年度途中での退職は避けて3月まで勤めると話したところ、担任を持たない形で最後の年度を調整してもらえました。
面接で聞かれたこと
「高校生が読んで分かりにくい設問とはどういうものか」を実際の問題を見ながら聞かれました。締め切りが重なったときの優先順位の付け方も質問されました。
教員経験で評価されたこと
定期考査を8年間作ってきたことと、生徒の誤答を分析して次の授業に生かしてきた経験を評価されました。現場の先生がどこでつまずくかを知っている点も強みとして見てもらえました。
内定先を選んだ理由
高校国語の問題集を中心に扱っていて、自分の経験がいちばん生きると感じたからです。
転職後に感じたギャップ
年収は540万円から490万円に50万円下がりました。また、一冊の問題集を作るのに1年以上かかり、授業のようにすぐ反応が返ってこない物足りなさは最初の半年ほど続きました。
働き方・生活はどう変わったか
残業は月18時間ほどになり、土日の部活動もなくなりました。校了前は忙しくなりますが、時期が読めるので予定を立てやすくなりました。
教員に戻りたいと思うか
教壇に戻りたいとは思っていません。今は教材を通して授業に関わっているという感覚があります。
これから転職する先生へのアドバイス
出版社の選考では、作ってきた教材や問題そのものを見られることが多いです。手元にある自作のプリントや考査を捨てずに、見せられる形にまとめておくと役に立ちます。
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