CASE-0585 / 2025年10月転職
26歳・公立高等学校の理科教師から、IT・SaaSのエンジニアへ転職した事例
- 転職時年齢
- 26歳
- 校種
- 公立 高等学校
- 担当教科
- 理科
- 転職先業界
- IT・SaaS 51〜100名
- 転職後職種
- エンジニア
- 年収
- 485 → 535万円
- 活動期間
- 6ヶ月
- 選考実績
- 応募24 → 書類9 → 面接6 → 内定2
教員になった理由
高校の化学の授業で実験の面白さを知り、同じ体験を生徒に届けたいと思って理科の教員を目指しました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
1年生の副担任から始まり、3年目からは2年生の担任を持ちました。物理と化学の授業を週16コマ受け持ち、分掌は教務部で成績処理と時間割の作成を担当しました。
部活動と労働時間の実際
科学部の顧問で、活動は週3日、発表会の前は放課後に実験の準備が続きました。成績処理の時期は表計算ソフトの作業が夜までかかり、残業は月65時間ほどでした。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
進路の相談で保護者と意見が食い違い、三者面談を何度も重ねたことがあります。欠席が続く生徒への連絡も担任として抱え込みがちでした。
転職を考えたきっかけ
教務部で成績処理の集計を手作業から関数とマクロに置きかえたところ、半日かかっていた作業が数分で終わりました。その時、仕組みをつくる仕事のほうが自分に合っているのではと感じ始めました。
なぜその仕事を選んだか
実験の手順を組み立てて結果を確かめる流れが、プログラムを書いて動かす流れとよく似ていると感じたからです。20代のうちなら未経験でも育ててもらえる会社があると知り、挑戦を決めました。
年度のどのタイミングで動いたか
3月から独学を始め、新年度の授業が落ち着いた5月に本格的に動きました。夏休み中に面接を集中させ、10月入社で話をまとめました。
転職活動をどう進めたか
まず学習サイトで半年ほど基礎を固め、成績集計を自動化した仕組みを小さなアプリに作り直して見せられるようにしました。そのうえで未経験者向けのIT特化エージェント1社だけに登録し、自社開発の会社に絞って紹介を受けました。担当者が教員出身者の採用実績がある会社を知っていたのが心強かったです。24社に応募して書類通過は9社、内定は2社でした。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
7月に内定が出た時点で校長に相談し、担任の引き継ぎを夏休み中に終える形で9月末の退職を了承してもらいました。年度途中で申し訳なさはありましたが、学年主任が引き継ぎを手伝ってくださいました。
面接で聞かれたこと
「なぜ年度の途中で辞めるのか」と「独学で何をつくったか」を必ず聞かれました。技術面では、作ったアプリのどこで詰まり、どう調べて解決したかを細かく聞かれました。
教員経験で評価されたこと
分からないことを自分で調べ、手順に落として説明できる点を評価されました。授業で鍛えた「相手に合わせて言い換える力」は、仕様の確認でも役に立つと言われました。
内定先を選んだ理由
入社後3か月の研修があり、先輩がコードを見てくれる体制が整っていたのが決め手です。
転職後に感じたギャップ
最初の半年は、書いたコードの指摘が毎日のように返ってきて、教える側から教わる側に戻った落差は大きかったです。それでも分からないことを聞ける空気があり、思っていたより孤独ではありませんでした。
働き方・生活はどう変わったか
残業は月20時間ほどになり、年収は485万円から535万円に上がりました。週2日は在宅勤務で、平日の夜に勉強の時間を取れるようになりました。
教員に戻りたいと思うか
今は戻るつもりはありません。いつか教育系のサービスを作る側で、学校とまた関われたらと思っています。
これから転職する先生へのアドバイス
未経験からエンジニアを目指すなら、教材を眺めるより、校務で困っていることを一つ自動化してみるのがおすすめです。自分で作ったものがあると、面接で話せる中身が一気に増えます。
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