CASE-0593 / 2025年4月転職
33歳・公立中学校の英語教師から、IT・SaaS企業のマーケティング職へ転職した事例
- 転職時年齢
- 33歳
- 校種
- 公立 中学校
- 担当教科
- 英語
- 転職先業界
- IT・SaaS 101〜300名
- 転職後職種
- マーケティング
- 年収
- 575 → 575万円
- 活動期間
- 5ヶ月
- 選考実績
- 応募22 → 書類10 → 面接6 → 内定2
教員になった理由
中学生のときに英語の先生の授業で海外に興味を持ち、同じように言葉の面白さを伝える側になりたいと思ったのがきっかけです。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
11年間、英語を担当しながらほぼ毎年学級担任を持ちました。分掌は教務で、学年で使うプリントやスライドの作成もよく引き受けていました。
部活動と労働時間の実際
文化部の顧問で、週に7時間ほどは部活動にかかっていました。成績処理や行事の準備が重なる時期は帰宅が21時を過ぎることも多く、残業は月62時間前後でした。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
思春期の生徒同士の人間関係のもつれは、放課後に一人ずつ話を聞くことが多く、気がつくと日が暮れていました。保護者からの連絡が夜に入ることもありました。
転職を考えたきっかけ
30代に入り、結婚やこの先の生活を考えたとき、今の働き方を続けながら家庭と両立できる自信が持てませんでした。同年代の女性の先生が家庭の事情で何人も辞めていくのを見て、自分は余力があるうちに選択肢を広げておこうと思いました。
なぜその仕事を選んだか
授業プリントや保護者向けのお便りを作るとき、どう書けば読んでもらえるかを考えるのが一番好きな作業でした。伝え方を工夫して人を動かすという点で、マーケティングがいちばん自分の得意に近いと感じました。
年度のどのタイミングで動いたか
2学期が始まった9月に情報収集を始め、文化祭が終わった10月から本格的に応募しました。
転職活動をどう進めたか
大手の総合型エージェントを2社併用しました。教員向けに絞らなかったのは、IT・SaaS企業の求人数そのものが多いところで比べたかったからです。1社には職務経歴書を一から直してもらい、もう1社は求人の紹介の早さで使い分けました。授業づくりを「対象者の理解、教材の企画、効果の振り返り」という流れで書き直したことで、未経験でも書類が通るようになりました。22社に応募して書類通過は10社、面接は6社、内定は2社でした。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
11月に内定が出てすぐ、校長に年度末で退職したいと伝えました。担任を持っていたので最後まで学年に迷惑をかけないよう、3学期の引き継ぎ資料は早めに作りました。
面接で聞かれたこと
なぜ教員からマーケティングなのか、教員時代に数字で成果を振り返った経験はあるか、を必ず聞かれました。自社のサービスを中学生に説明するなら、という質問もありました。
教員経験で評価されたこと
相手の理解度に合わせて説明の順番を組み立て直す力を評価してもらえました。行事のたびに保護者向けの案内文を作ってきた経験も、読み手を意識した文章が書ける根拠として受け取ってもらえました。
内定先を選んだ理由
教育系の顧客も多い会社で、教員だった経験を話のきっかけにできると思ったからです。在宅勤務と時差出勤が選べる点も決め手になりました。
転職後に感じたギャップ
最初の数か月は広告の数字やツールの用語が分からず、会議についていくのがやっとでした。施策の結果が翌日には数字で返ってくるので、授業の手応えとは違う緊張感があります。
働き方・生活はどう変わったか
残業は月20時間ほどになり、平日の夜に自分の時間が持てるようになりました。年収はほぼ変わりませんが、土日に部活動の予定が入らなくなったことで、将来の家庭のことも落ち着いて考えられるようになりました。
教員に戻りたいと思うか
教える仕事は今も好きですが、社内勉強会の講師で十分満たされていて、学校に戻りたいとは思っていません。
これから転職する先生へのアドバイス
30代になると、自分の働き方だけでなくこの先の暮らし方まで一緒に考える場面が増えます。迷っているなら、まず職務経歴書を一度書いてみると、教員の仕事が企業の言葉でどう見えるのかが分かります。
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