CASE-0561 / 2025年9月転職
30歳・公立中学校の理科教師から、不動産会社の個人営業へ転職した事例
- 転職時年齢
- 30歳
- 校種
- 公立 中学校
- 担当教科
- 理科
- 転職先業界
- 不動産 101〜300名
- 転職後職種
- 個人営業
- 年収
- 540 → 510万円
- 活動期間
- 4ヶ月
- 選考実績
- 応募18 → 書類9 → 面接5 → 内定1
教員になった理由
中学校の理科の先生が実験を毎回楽しそうに見せてくれた記憶が残っていて、自分も同じことをしたいと思って教員を目指しました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
中学2年の担任をしながら、1〜3年の理科を週20時間ほど受け持っていました。分掌は生徒指導部で、理科室と準備室の管理も任されていました。
部活動と労働時間の実際
運動部の顧問で、平日は朝練と放課後、土日のどちらかは練習か大会でした。残業は月80時間を超えるのが普通で、実験の準備は部活動が終わった夜にしかできませんでした。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
生徒同士のトラブルが続いた年があり、放課後に家庭訪問を重ねる時期がありました。保護者から夜に電話が来ることも多く、気が休まる時間がほとんどありませんでした。
転職を考えたきっかけ
29歳の冬に体調を崩し、このペースで定年まで続けるのは無理だと感じました。成果が数字で見えて、頑張った分だけ収入が増える仕事に憧れていたこともあります。
なぜその仕事を選んだか
不動産の個人営業はインセンティブがあり、未経験でも採用の間口が広いと聞いたからです。保護者と向き合ってきた経験が、家を探す家族との会話に活きると考えました。
年度のどのタイミングで動いたか
4月に新しい学年が始まってすぐに動き始め、7月に内定をもらって9月に入社しました。
転職活動をどう進めたか
最初は教員向けのエージェント1社に登録しましたが、紹介される求人が教育業界に偏っていたので、2か月目に大手の総合型エージェント1社へ乗り換えました。営業職の求人数は総合型のほうが圧倒的に多く、不動産会社ごとの歩合の仕組みや離職率まで教えてもらえたのは助かりました。18社に応募して面接は5社、内定は1社だけでした。ただ、選択肢が1社しかない状態で決めたことは、今思えば焦りすぎだったと感じています。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
5月に校長へ伝え、夏休み明けで退職させてほしいとお願いしました。年度途中だったので強く引き止められ、担任のクラスを途中で手放すことになったのは今でも申し訳なく思っています。
面接で聞かれたこと
「土日の勤務やノルマに耐えられるか」を何度も確認されました。「なぜ教員を辞めてまで営業なのか」と聞かれ、うまく答えられなかった面接もありました。
教員経験で評価されたこと
初対面の保護者とも落ち着いて話せる点と、説明を相手に合わせて言い換えられる点を評価されました。物件の設備や構造の話を図にして説明するのは、理科の授業と似ていると感じます。
内定先を選んだ理由
内定が1社だけだったこともありますが、研修が3か月あって未経験者を育てる体制があると聞いたのが決め手でした。
転職後に感じたギャップ
インセンティブ込みの見込みを聞いていましたが、1年目は契約が思うように取れず、年収は540万円から510万円に下がりました。お客様の休みに合わせるので土日はほぼ出勤で、友人や家族と予定が合わなくなったのは想像以上につらかったです。
働き方・生活はどう変わったか
残業は月80時間台から月35時間ほどに減りましたが、数字に追われる緊張感は教員時代とは別の種類の疲れでした。夜に持ち帰る仕事がなくなり、平日の休みに通院できるようになったのは良かった点です。
教員に戻りたいと思うか
正直に言うと、転職して半年ほどは戻りたいと何度も思いました。今は2年目で少しずつ契約も取れてきたので続けるつもりですが、教員の仕事の価値は辞めてからのほうが分かった気がします。
これから転職する先生へのアドバイス
内定が1社しか出ていないときは、すぐに決めずにもう1か月だけ探してみてください。わたしは辞めたい気持ちが先に立って働き方の確認が甘くなったので、土日勤務や歩合の割合は面接で遠慮せず聞いたほうがいいです。
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