CASE-0562 / 2026年4月転職
26歳・公立小学校の常勤講師から、IT・SaaS企業のカスタマーサクセスへ転職した事例
- 転職時年齢
- 26歳
- 校種
- 公立 小学校
- 担当教科
- 全科(小学校)
- 転職先業界
- IT・SaaS 101〜300名
- 転職後職種
- カスタマーサクセス
- 年収
- 445 → 505万円
- 活動期間
- 5ヶ月
- 選考実績
- 応募22 → 書類10 → 面接6 → 内定2
教員になった理由
小学生のころ担任の先生に学級新聞づくりを任され、自分の得意を見つけてもらえた経験から、同じように子どもの良さを引き出せる先生になりたいと思いました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
採用試験に合格できないまま、常勤講師として3年間、3年生と4年生の学級担任をしました。全科を受け持ちながら、校務ではICT関係の係として端末の設定や使い方の案内を担当していました。
部活動と労働時間の実際
小学校なので部活動の顧問はありませんでしたが、残業は月60時間ほどありました。授業準備と学級通信に加えて、毎年採用試験の勉強もしていたので、平日の夜はほとんど自分の時間がありませんでした。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
毎年任用先の学校が変わるため、保護者との関係を一から作り直すのが大変でした。講師だと分かると不安を口にされることもあり、信頼を得るために連絡帳の返信を丁寧に書くよう心がけていました。
転職を考えたきっかけ
3回目の採用試験に落ちたとき、来年も同じ学校で働けるか分からない状態を続けることに限界を感じました。毎年春まで任用先が決まらず、生活の見通しが立たないのがいちばんの不安でした。
なぜその仕事を選んだか
ICT係として先生方に端末の使い方を教えるうちに、ツールを使いこなせるよう伴走する仕事が楽しいと気づきました。カスタマーサクセスはまさにその仕事で、教える経験がそのまま活きると思いました。
年度のどのタイミングで動いたか
8月の採用試験の結果を待たずに7月から情報収集を始め、不合格が分かった9月から本格的に応募しました。
転職活動をどう進めたか
大手の総合型エージェントを2社使い、教員向けのエージェントは使いませんでした。IT・SaaSの求人は大手に集まっていて、2社を比べると同じ会社でも求人の書き方や年収の幅が違ったので、条件を見比べるのに役立ちました。面談ではICT係の経験を職務経歴書の中心に置くよう助言され、端末を何台設定したか、研修を何回開いたかを数字で書き直しました。22社に応募し、面接は冬休みに集中させました。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
11月に校長へ、来年度の任用は希望しないと伝えました。常勤講師だったので年度末で区切りやすく、むしろ早めに言ってくれて助かると言われました。
面接で聞かれたこと
「ITに詳しくない人に、どうやって使い方を説明しますか」と聞かれ、職員研修で工夫したことを話しました。「講師を続けるという選択はなかったのか」とも聞かれ、任用の不安定さを正直に伝えました。
教員経験で評価されたこと
相手の理解度を見ながら説明の順番を変えられる点を評価されました。年度ごとに新しい学校へ移っても、すぐに周りと関係を作ってきた経験も、顧客ごとに担当が変わる仕事に合うと言われました。
内定先を選んだ理由
2社から内定をもらい、学校向けではなく中小企業向けの業務ソフトを扱う会社を選びました。教育業界を離れて、一度まったく違う相手に教える経験を積みたかったからです。
転職後に感じたギャップ
顧客の解約率や利用率といった数字で成果を見られることに、最初は戸惑いました。学校では感謝の言葉が成果だったので、数字で評価される感覚に慣れるまで3か月ほどかかりました。
働き方・生活はどう変わったか
年収は445万円から505万円に上がり、残業は月60時間ほどから月18時間ほどに減りました。何より毎年の任用を心配しなくてよくなり、来年の予定を立てられるようになったのが大きいです。
教員に戻りたいと思うか
子どもと過ごす時間が恋しくなることはありますが、講師に戻りたいとは思いません。いつか地域の学習支援のボランティアなど、別の形で子どもと関わりたいと考えています。
これから転職する先生へのアドバイス
講師の方は、採用試験の結果を待ってから動くと準備期間が足りなくなるので、試験勉強と並行して情報だけでも集めておくといいと思います。担任や係の仕事を数字で書き直すと、自分でも気づかなかった強みが見えてきます。
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