CASE-0508 / 2025年4月転職
25歳・公立小学校の期限付任用教員から、教育業界の学校法人職員へ転職した事例
- 転職時年齢
- 25歳
- 校種
- 公立 小学校
- 担当教科
- 全科(小学校)
- 転職先業界
- 教育・EdTech 301〜1,000名
- 転職後職種
- 学校事務・学校法人職員
- 年収
- 460 → 530万円
- 活動期間
- 4ヶ月
- 選考実績
- 応募15 → 書類8 → 面接4 → 内定2
教員になった理由
大学の教職課程で入った小学校のボランティアで、子どもが「わかった」と言う瞬間に立ち会えたことが忘れられず、教員になりました。採用試験には一度届かず、まずは期限付任用として現場に入りました。
教員時代の仕事内容(担任・教科・分掌)
1年ごとの期限付任用で、2年目からは4年生の学級担任を任され全教科を指導しました。3年間で2つの学校に勤め、学級事務や理科の準備係などの分掌も担当しました。正規の先生とほぼ同じ仕事量でしたが、翌年も同じ学校にいられるかは毎年2月まで分かりませんでした。
部活動と労働時間の実際
小学校のため部活動顧問はありませんが、朝は7時半に出て教室を整え、放課後は授業準備と印刷物づくりで19時前後まで残りました。残業は月60時間ほどで、土曜も月1、2回は出勤し、来年度の保証がないぶん気持ちの負担が大きかったです。
保護者対応・生徒指導で大変だったこと
若くて独身であることを理由に、保護者から「うちの子の気持ちが分かるのか」と言われ、帰り道で落ち込んだことがあります。いじめの訴えがあったときは経験の浅さから対応の順番を誤り、管理職に何度も助けてもらいました。
転職を考えたきっかけ
3年続けて採用試験に届かず、毎年2月に翌年度の任用が決まるまで落ち着かない生活に疲れてしまいました。担任として子どもに「来年も一緒だよ」と言えない自分に後ろめたさがあり、教育に関わりながら雇用が安定する学校法人の職員を選びました。
なぜその仕事を選んだか
授業そのものより、時間割の調整や行事の段取り、先生方の連絡役をしているときのほうが向いていると感じていました。学校法人の事務職なら、現場を知る職員として先生と保護者の間に立てると考えました。
年度のどのタイミングで動いたか
10月に3度目の採用試験の不合格が分かった直後から動き始め、年度末で任用が切れるタイミングに合わせて転職しました。
転職活動をどう進めたか
地方は求人が少ないため、総合型のエージェント2社と教育業界に絞った1社を併用しました。教育業界の担当者は学校法人の事務や広報の求人を継続して紹介してくれ、面接の想定問答まで一緒に作ってくれて心強かったです。総合型の2社は道内で通える範囲の求人に絞り込んでくれました。応募は15社ほどで、書類が通ったのは8社、最終的に2社から内定をもらいました。
退職をいつ・どう伝えたか、学校の反応
期限付任用なので、11月の意向調査の面談で「次年度の任用を希望しない」と伝えるだけで手続きは終わりました。教頭からは正規で戻る道もあると言われましたが、気持ちは固まっていました。
面接で聞かれたこと
「担任として保護者対応で失敗した経験と、そこから何を変えたか」を深く聞かれました。先生方の要望と学校の方針が食い違ったとき、どう間を取るかを問う質問もありました。
教員経験で評価されたこと
3年間で2校を経験し、それぞれの学校のやり方にすぐ合わせてきた点を、環境適応力として評価されました。学級事務で書類の締め切りを落とさず回してきたことも、事務職の基礎として見てもらえました。
内定先を選んだ理由
二つの内定のうち、通勤が1時間以内で、産休や育休の取得実績がはっきりしている法人を選びました。
転職後に感じたギャップ
先生方をまとめる立場ではなく、依頼を受けて支える立場に回ったことに最初は物足りなさを感じました。学校組織の意思決定は思ったより遅く、自分が良いと思った改善案がなかなか通らないのは今も慣れません。
働き方・生活はどう変わったか
残業は月20時間ほどに減り、年度末以外は定時で帰れるようになりました。年収は460万円から530万円に上がり、何より毎年2月の任用待ちがなくなったことで生活の見通しが立つようになりました。
教員に戻りたいと思うか
正規教員として採用される自信がついたら戻りたい気持ちは、正直まだ残っています。ただ、担任の重さと来年度が読めない不安を思い出すと、いまの安定を手放す決心はつきません。
これから転職する先生へのアドバイス
期限付任用は正規ではないと引け目を感じがちですが、担任も分掌もこなした経験は転職市場では正規の先生と同じように扱われます。採用試験と並行して民間も見ておくと、どちらへ進むにも気持ちに余裕が持てます。
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